二重整形の施術の後には、ダウンタイムがあります。ダウンタイムとは、施術後から普段通りの日常生活が送れるように回復するまでの期間のことです。そこで、今回は、二重整形のダウンタイムについてご紹介します。
二重整形のダウンタイムの症状と期間
二重整形には、埋没法と切開法があり、ダウンタイムが異なります。
埋没法の場合、ダウンタイム期間は1週間〜1ヶ月ほどです。手術当日は、まぶたの腫れや内出血などの症状が現れるほか、二重の左右差やまぶたのぼこつきが発生することもあります。手術の翌日から少しずつまぶたの腫れが落ち着き、1週間ほど経てば症状がほぼ消えて分からなくなります。人によってはまぶたが大きく腫れたり、内出血やむくみが生じることがあるため、なるべく安静に過ごすことが大切です。3週間経つと糸が安定して左右差が目立たなくなり、1ヶ月後にはきれいな二重まぶたが完成します。
切開法の場合、ダウンタイム期間は2週間〜3ヶ月ほどです。手術当日〜3日目は、まぶたの腫れがピークになります。その後少しずつ落ち着き、1週間ほど経過すれば腫れが引いてきます。左右の目で腫れ方が異なることもありますが、腫れが引けば左右のバランスが取れてきます。
クリニックによって異なりますが、およそ5日〜1週間で抜糸を行います。糸を抜けばまぶたの赤みや傷も目立たなくなり、スッキリした印象になります。10日〜2週間ほど経過すると50%ほど完成し、二重のラインが馴染んで自然な状態に近づいてきます。まぶたの腫れや内出血が引いてくるため、目を開けていてもほぼ分からなくなります。
1ヶ月過ぎれば8割ほど完成し、ラインがより自然な状態になります。2〜3ヶ月経過すれば二重が完全に完成し、目元の違和感やまぶたの傷跡、赤みもきれいになくなります。
ダウンタイムを短くするには?
ダウンタイムをなくすことはできませんが、アフターケアで短くすることはできます。
二重整形をした目の部分を冷やすことで、まぶたの血流が抑えられ、赤みや腫れ、内出血が引きやすくなります。目元の腫れや内出血などは朝起きた時に出やすいため、手術後2〜3日は起床時にガーゼでくるんだ保冷剤を目の周りに優しく当てて冷やしましょう。ただし、冷やしすぎによる凍傷に注意してください。
手術後すぐ入浴すると血行が促進され、腫れや内出血が長引く原因になってしまいます。そのため、1週間程度は入浴を控えて、熱を加えて炎症を悪化させないようぬるめのシャワーで済ませましょう。
さらに、何度もまぶたを擦ると、摩擦や刺激によって糸が緩んだりズレてしまったりすることがあるため、手術後はできるだけまぶたを触らないようにしましょう。また、髪の毛についている細菌がまぶたに侵入しないようにしましょう。
枕を高くすることで、顔に水分が集まりまぶたのむくみが取れにくくなるのを防ぎ、うつ伏せで眠らないようにしましょう。さらに、横になると重力でまぶたのあたりに血液が集まってむくみ、ダウンタイム中の腫れや内出血が目立ちやすくなります。そのため、就寝時以外はできるだけ横にならず、まぶたが心臓より高い位置にある状態をキープしましょう。
手術後は、感染症を防ぐ抗生剤などが処方されることがあるので、必ず指示されたとおりに服用しましょう。
まとめ
二重整形のダウンタイムに現れる症状や期間には個人差があり、手術内容や医師の技術にも左右されますが、アフターケアをしっかり行うことでも変わってきます。
長時間の入浴や激しい運動、過度な飲酒や辛いものを食べる、手術した箇所を何度も触るといったことは行わないようにし、少しでもダウンタイムを短くできるようなアフターケアを心がけましょう。