プラセンタとは、胎盤のことです。プラセンタにはビタミン・ミネラル・たんぱく質・脂質・糖質といった5大栄養素が豊富で、新陳代謝をサポートする成長因子と新陳代謝に必要な核酸も含まれています。
さらに、酵素やヒアルロン酸など約100種類もの成分が贅沢に凝縮されています。プラセンタ注射とは、そんな豊富な栄養成分を直接体内に注入することで症状を改善する治療法です。そこで、今回は、プラセンタ注射の効果についてご紹介します。
プラセンタ注射の効果
プラセンタ注射は、さまざまな肌悩みや肌老化の改善に効果があります。
プラセンタには、たんぱく質の元となるアミノ酸など、肌に良いとされている成分が豊富に含まれています。アミノ酸は、肌を潤す成分なので、乾燥肌の改善や乾皮症にも効果が期待できます。
また、プラセンタには、メラニンの生成を抑える効果やターンオーバーの正常化をサポートするはたらきがあります。これにより、シミやソバカス、肌のくすみを防ぎ、透明感のある肌をもたらします。
さらに、プラセンタには、成長因子が含まれるので、肌の代謝や再生を促進し、肌の酸化を防ぐはたらきがあります。これにより、コラーゲンを増やし、肌のハリ、弾力、たるみの改善が期待できます。
そして、プラセンタには、炎症を防ぐはたらきがあります。これにより、肌荒れやニキビ、毛穴の悩みのケアにも効果を発揮します。また、乾燥によるかゆみや乾燥性皮膚炎、アトピー性皮膚炎の症状緩和にも効果が期待できます。
プラセンタ注射を打つと新陳代謝が活発になるので、肌悩み以外に、慢性的な体調不良にも効果があります。だから、更年期の女性の肩こりや頭痛、疲労感などの諸症状を改善することもできるのです。
プラセンタ注射の効果的な打ち方は?
プラセンタ注射の効果的な打ち方は、継続して投与することです。プラセンタ注射の効果は個人差が大きく、最初に効果の実感がなかった場合でも継続することが大切です。
個人差はありますが、プラセンタ注射で見た目の変化が感じられるようになるのは実は一年後といわれています。そのため、見た目を若々しく改善したい場合、効果が出るまでは週1回程度治療を受け、効果が出た後は頻度を減らしつつ症状をみながら打っていくと良いでしょう。1度の投与での効果の持続期間はおおよそ2〜3日です。
ただし、効果が出ないからと言って打ちすぎることはやめましょう。プラセンタ注射は、打つ場所によって吸収速度が異なるので、効果の実感も変わるといわれています。
薬剤の吸収が早い静脈注射は効果が出やすい反面、持続時間が短く、皮下注射と筋肉注射は緩やかに体内へ行き渡るので、持続時間は静脈注射よりも長くなります。希望に合わせて医師とよく相談し、打つ場所を決めましょう。
基本的に継続していた投与を辞めたら徐々に効果が切れていき、疲れやすさや体調の変化など以前の不調を再び感じる方が多いといわれています。そのため、体のメンテナンスとして継続していくことをおすすめします。
まとめ
プラセンタ注射は、年齢とともに増えていく肌悩みや慢性的な体調不良などに幅広くアプローチすることが可能で、内側から体調面の改善や美肌作りを助けてくれます。継続して投与することで、全身のエイジングケアに上手に取り入れることがおすすめです。