ウルセラリフトとほかのハイフの違いは?

ウルセラリフトとは、高密度焦点式超音波機器であるハイフの機器の1つです。ハイフとは、熱エネルギーを肌の奥に与え、肌を引き締めることで、リフトアップ効果をもたらす機械や施術そのもののことを指します。ハイフには、ほかにもいくつか種類があり、機器によって特徴や期待できる効果が異なります。そこで、今回は、ウルセラリフトの特徴をご紹介します。

ウルセラリフトの特徴やメリット

ウルセラリフトは、数あるハイフ機器の中でも照射パワーが強く、照射温度が65℃〜75℃とほかのハイフ機器に比べて高いので、SMAS筋膜の引き締め効果が高いことが特徴です。ウルセラリフトで熱ダメージを与えるSMASはコラーゲンでできている筋膜なので、施術によってダメージを受けた部分は、自然治癒力が働き、コラーゲンが生成されます。その結果、皮膚に弾力が生まれ、たるみのほか、シワ改善効果やたるみ毛穴解消効果が期待できます。

また、SMASはダメージによって一時的に収縮し、引き締められるため、顔痩せ効果を感じる方もいます。

施術時間は30分〜1時間ほどです。施術者の加減や個人差によりますが、痛みは少なく、ダウンタイムがほとんどない施術です。

施術後1ヶ月くらいから徐々に効果が出始め、2〜3ヶ月後に効果のピークを感じられる方が多いようです。効果の持続時間は半年〜1年と、他のハイフ機器よりも高出力で施術できるため効果が長く続きます。ハイフは1回でも効果はありますが、永久的なものではないので、効果を継続させたい場合は、医師に相談のうえ、半年に一度のペースで施術を受けると良いでしょう。

そして、FDA認定で安全性が高く、世界で唯一たるみ治療に効果がある医療機器として、認められています。

ウルセラリフトのデメリット

ハイフは全般に、額やあごなど、部分的に多少の痛みや熱を感じることがあります。施術後に、肌に赤み・腫れ・むくみなどの症状が出る場合がありますが、赤みは数日、腫れは数日〜数週間、むくみは数日で治まります。

ダウンタイム中に、筋肉痛のような痛みが出る場合がありますが、これもすぐ治まることが多いです。

個人差はありますが、ウルセラリフトは他のハイフより痛みが強い傾向にあるので、痛みが気になる方は、カウンセリング時に医師に相談しましょう。

また、稀に間違った施術によって火傷を起こす場合があります。このようなトラブルを避けるため、ハイフ治療を受ける際には、有資格者のいる医療機関で受けるようにしましょう。

料金相場は顔全体の施術で1回20〜30万程度と比較的高額であることもデメリットです。

また、皮膚が薄い人はウルセラリフトで施術しても、引き締め効果を維持しにくいため、リフトアップ効果を感じにくいでしょう。また、定期的に施術を受けられない人、年齢が若くたるみが少ない人、脂肪が少ない人、痛みに極端に弱い人、肌にトラブルや異常がある人、日々のスキンケアや紫外線対策を怠る人などは、ウルセラリフトに不向きです。

まとめ

ハイフの中でも、リフトアップ効果が高いウルセラリフト。リフトアップ以外にもシワやたるみ毛穴の改善の効果も期待できるので、アンチエイジングを目的とした治療に多く使われています。ただし、痛みや価格などのデメリットもあるので、メリットだけでなくデメリットもしっかり理解したうえで、施術を受けるかどうかを判断しましょう。